CentOS8でEPELとPowerToolsリポジトリの有効化
目次
概要
CentOS8でEPELとPowerToolsリポジトリを有効化した際の記録です。
検証した環境は以下です。
$ cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 8.3.2011
EPELとPowerToolsについて
例えばImageMagickなどはEPELデフォルトで利用できるリポジトリでは提供されていません。 EPELを有効化することで利用できるようになります。
$ dnf install ImageMagick*
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Package Arch Version Repository Size
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Installing:
ImageMagick x86_64 6.9.10.86-1.el8 epel 195 k
ImageMagick-c++ x86_64 6.9.10.86-1.el8 epel 194 k
ImageMagick-c++-devel x86_64 6.9.10.86-1.el8 epel 122 k
ImageMagick-devel x86_64 6.9.10.86-1.el8 epel 126 k
ImageMagick-doc x86_64 6.9.10.86-1.el8 epel 4.7 M
ImageMagick-libs x86_64 6.9.10.86-1.el8 epel 2.3 M
ImageMagick-perl x86_64 6.9.10.86-1.el8 epel 170 k
EPEL
EPELについての説明はFedoraprojectに記載があったので引用します。
エンタープライズ Linux 用の拡張パッケージ(EPEL) は、 Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 向けの高品質なアドオンパッケージであり、CentOS や Scientific Linux (SL) のような RHEL からスピンオフしたディストリビューションと互換性のある、Fedora プロジェクトで有志によって作成されたパッケージになります。Fedora は RHEL のアップストリームであり、EPEL のアドオンパッケージは主に RHEL 向けにビルドされた Fedora リポジトリをソースとしています。
簡単に言うとFedoraの有志が開発・メンテナンスしているRHELやCentOSでも使えるリポジトリです。
PowerTools
CentOS で利用できるリポジトリの1つです。 PowerTools リポジトリには、多くの EPEL パッケージに必要な開発ツールが含まれています。
EPELとPowerToolsの有効化
Powertoolsの有効化
PowerToolsはデフォルトで無効になっています。この設定は /etc/yum.repos.d/CentOS-Linux-PowerTools.repo
に記載されているため変更します。
# デフォルト: 無効
enabled=0
↓
# 変更後: 有効
enabled=1
epel-releaseのインストール
次のコマンドで epel-release をインストールします。インストール後リポジトリを更新します。
$ dnf install epel-release
$ dnf update
CentOS8でImageMagickなどはEPELで提供されています。
参考にしたサイト
CentOS、RHEL、または Amazon Linux を実行している EC2 インスタンスの EPEL リポジトリを有効にする
Enable PowerTools Repository on CentOS 8 / RHEL 8